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夜の路地

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ふたたび、夜の神楽坂。

最近、ちょっとはまっているのが、夜の写真です。写真を撮るなら昼間、それも晴れた日に限るとずっと思い込んでいたのですが、わずかな灯りを頼りに撮影するのも、とても面白いと思うようになりました。たぶん、ブラッサイの影響もあるでしょうね。

それに、曇った日に花の写真を撮ったり、雨の日にレンズを気にしながら被写体を追ったりするのも、意外と楽しいんですよね。ほんの少しだけれど、写真の面白さがわかってきた気がします。

今日は、買ったばかりの『We get requests』(The Oscar Peterson Trio)を聴きながら更新。オスカー・ピーターソンのピアノが美しすぎ(!)ます。夜にぴったりなジャズ。こちらもしばらくはまってしまいそうです。

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| 写真 | 23:20 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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あしたの私のつくり方

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土曜日、飯田橋にて。

先週末に買った「Carl Zeiss Biogon T*21mmF2.8」を試したかったのですが、桜を撮るには少し早い気がして、GR DIGITALだけ持って出かけることに。想像どおり、控えめに咲いている程度でしたが、わずかに咲いた桜の木の下を争うようにしてお花見している人たちの様子は、どこか微笑ましかったです。

金曜日の夜、映画『あしたの私のつくり方』を観ました。昨年9月に59歳で急死した市川準監督の、生前公開された最後の作品です。10代のリアルな日常が、静かに、そして繊細に描かれていて、いかにも市川監督らしい映画だと思いました。成海璃子さんの、何気ないけれども計算されつくした(あるいは完成されたといってもいい)演技も素晴らしかった。

映画は、CSの日本映画専門チャンネルで組まれている、市川監督の追悼特集で取り上げられたもの。ほかにも代表的な映画やTVドラマ、そして2000本にものぼるCMのなかから選りすぐりの作品が、数週間にわたって紹介されています。

追悼番組の冒頭で、イッセー尾形さんが朗読した市川監督の言葉が印象的だったので引用したいと思います。

「映画というものは、孤立している人を応援するようなところがどこかにある。例えば、いい映画の構造を読み解いてみると、『結局、人間は独りぼっちだ』ということと、『だけど頑張っていこうよ』という両方を言っているような気がする。
 僕の映画は、最終的には孤独な一人に届けばいい…。そういう想いが背景にあるのかもしれない。」

市川準著『ぼくのしょうらいのゆめ』より)

市川監督が映画で見せるあたたかい眼差しは、これらの言葉で十分説明がつくような気がします。そして、自分がどうして市川監督の作品に魅かれるのか、その理由も理解できたように思いました。つまり彼の作品には、いい映画に必要な要素がすべて備わっていると思うんです。

きっと、まだまだ撮りたい映画があったと思うし、新しい映画を楽しみにしていた人も大勢いたと思います。そう考えると残念でならないけれど、孤独と励ましを同時にくれる市川監督の映画を、この先もずっと見続けていきたいと、あらためて思うのでした。


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| 映画 | 09:56 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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東京の桜

Fleur_4
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東京で開花宣言があったのが3月21日。1週間ぐらいで見ごろになるという話でしたが、寒い日が続いているせいか、咲いている花はまだわずか。週末に満開とはいかなそうです。

フランスでも、春になると桜に似たプルーンの花が咲いて、とてもきれいだったのを思い出します。あの頃は、プルーンの花を桜に見立てて、異国に住む心細さを無理になだめていたんですよね。

今となっては、なつかしい思い出です。

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夜を写す

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RICOH GR DIGITAL

夜の神楽坂にて。

最近惹かれているのが、ブラッサイの写真です。写真集『夜のパリ』と『未知のパリ 深夜のパリ』(共にみすず書房刊)では、夜のパリのダークな部分が妖しくも美しく切り取られていて、独特の世界観を醸し出しています。

フランスのサイトを検索していたら、ブラッサイが1978年にラジオ出演した際の音声が出てきました。貴重な映像や音声が日本にいながら視聴できるなんて、あらためてネットの力はすごいなと思います。そして、生の声を聴くと、亡くなってから20年以上もたつのに、なぜか親近感が湧いてくるから不思議です。

じつは作家としての側面も持っているブラッサイ。写真集に添えられた文章もなかなか魅力的です。彼の豊かな文章を味わっていると、読み終えるまでにもう少し時間がかかりそうです。

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銀塩カメラとオールドレンズ

Fleur_3  
RICOH GR DIGITAL

土曜日の午後、以前から気になっていたオールドレンズを探しに、新宿の某中古カメラ店へ行ってきました。ネットでも大きく展開しているお店なので、わざわざ足を運ぶまでもないのですが、やっぱり実際に手に取って、自分の目で確かめてから購入したいと思い、訪ねてみることに。

お店に足を踏み入れると、ひっきりなしに訪れる人、人、人……。中古カメラを扱うお店としては大手らしいのですが、銀塩カメラに興味のある人なんて今では少ないだろうと思い込んでいたので、思わぬ活況ぶりに驚いてしまいました。

私はカメラについては詳しくないので、お店にやってくる人のニーズも正直よく分からないのですが、これだけにぎわっているのだから、銀塩カメラもオールドレンズもまだまだ捨てたものじゃないのかもしれないですね。

すっかり気をよくした私ですが、買い物はいったいどうなったかというと、、、目をつけていたレンズを購入してしまいましたよ~。さんざん悩んだあげく、「Carl Zeiss Biogon T*21mmF2.8」を買ってしまいました(冷汗)。私としては、大奮発です。

じつは、自分の意志で初めて買ったカメラが「CONTAX G1」なのですが、このところデジタルでばかり撮っていたので、すっかり戸棚の隅に追いやっていました。それが、フィルムを整理しようと、最近購入したCanonのプリンター(MP980)でスキャンしてパソコンに取り込んでいたところ、Zeissの独特な写りにあらためて魅了されてしまったのです。

CONTAX G1を購入したのは、たぶん95年ごろ。ここ3年ぐらいほったらかしだったので、カメラと、唯一持っているG用のレンズ「Planar T*35mmF2」の状態も合わせてみてもらうことに。3年使っていなかった割にちゃんと動いていると店員の方に感心され、またレンズも問題ないとのことだったので、ほしかったBiogon T*21mmF2.8を購入することにしました。

といっても定価が12万円するレンズなので、中古とはいえ、高い出費となりました。でも、ふたたび新鮮な気持ちでCONTAXを使うことができるので、いい買い物だったかなと思っています。というか、そう思いたい……。

そして、こんなことを書くとカメラに詳しい人に笑われてしまいますが、デジタル一眼レフにオールドレンズを付けて撮ることができるんですよね。『オールドレンズパラダイス』(翔泳社刊)では、EOS DIGITALとマウントアダプタで遊ぶ方法が詳しく紹介されています。これが、なんとも魅力的な“遊び方”なのです。この本については、読み終えたらあらためて紹介したいと思います。

EOS KISSにCONTAX Gシリーズのレンズを付けて撮っている方もいるようなので、私もゆくゆくは、手持ちのPlanarをデジタル一眼レフに付けて試してみたい。でもその前にデジタル一眼レフを買わないといけないので、オールドレンズをデジタル一眼レフで楽しむのは、もう少し先になりそうです。でもいつまで我慢できるかどうかは、ちょっと自信がないかも(笑)。

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カルティエ=ブレッソンのパリ

図書館で借りていた写真集『カルティエ=ブレッソンのパリ』(みすず書房、1994年刊)を返却する前に、気がついたことをメモしておこうと思います。

オリジナル(仏語版)のタイトルは『A Propos de Paris』。「A Propos de」は英語で「About」にあたる語なので、直訳だと「パリについて」という意味になります。カルティエ=ブレッソンの前書きにもあるとおり、この写真集は、パリのカルナヴァレ美術館で催された「眼で見るパリ」展に際して刊行されたカタログ(1984年11月刊)が基になっています。

着想はエディターのロタール・シルマー、レイアウトはモーリス・コリアによるとのこと。長いあいだ品切れになっていたこのカタログに、再度、モーリス・コリアが未発表の写真を追加して、再編集したのだそうです。そして、「眼で見るパリ」展用のカタログに寄稿したのが、アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグとヴェラ・ファイデアの2人で、その寄稿文も写真集に再録されています。

じつは、DVD『アンリ・カルティエ=ブレッソン「瞬間の記憶」』を観て一番意外だったのが、作家アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグとの交友関係でした。DVDのなかでは、カルティエ=ブレッソンが描いたマンディアルグの絵も披露されています。マンディアルグという人は、今ではほとんど知られていない作家だと思いますが、私が以前パリに留学していた時、じつは彼の家族と同じアパルトマンに住んでいたことがあり(残念ながら面識はありませんでしたが)、そういう意味で私にとっては身近な作家だったのです。

そしてそのアパルトマンは、「眼で見るパリ」展が開かれたカルナヴァレ美術館のまさにすぐそばにあったのでした。DVDを観て、マンディアルグがカルティエ=ブレッソンの古くからの友人であることがわかり、さらにこの写真集が元々はカルナヴァレ美術館で開かれた写真展が基になっていたことで、二重に驚くこととなりました。

マンディアルグが寄せた文章を読み、きっとマンディアルグその人も同じアパルトマンに住んでいたのではないかと、いまでは思っています。翻訳なので判然としませんが、寄稿文にあるカルナヴァレ美術館のくだりは、おそらく長年の友人の写真展が、自分が住んでいるアパルトマンの近くで開かれることになったことを喜びつつ、文章を綴っているように思います。そんな親友マンディアルグがカタログに寄せた文章『われらのパリ』のなかで、印象的な箇所を抜き出してみます。

「あのレス枢機卿の言葉を引用して、彼は次のように書いていた。『この世界には決定的瞬間を持たないようなものは何一つとしてない』。彼が写真家としての活動の真のデビューとなった、最初のライカを買った1932年という年、23歳の時以来走り続けて止むことがなかったのは、これらの瞬間を求めてのことなのだ(…)このパリで、彼はアンドレ・ロートの画塾での絵の修業によって、ついで私の場合と同じく、アンドレ・ブルトンの偉大な魅力として彼のうちにとどまっているシュルレアリスムを発見することで、パリを以前よりもいっそう明晰に見ることを学んだのであった」

「戦争に先立つ10年間のパリは、至るところ、また絶え間なく、人々を魅惑する一世界だったが、アンリは日々、写真の狩りに出かけ、怠けながらも私もよく同行したものであった。(…)いつもライカとともにあって、彼はシュルレアリストたちが自動記述を利用しようとした、その流儀に従ったように思われる。驚異の美を待ち伏せして、無意識と意外性の与えるものにいつでも開けておく一つの窓のように」

「そしてアンリのパリの写真は、われわれが『ナジャ』や、もっと後の『狂愛』の各ページに啓示を受けた、都市のファンタスティックな驚異と、しばしば同種のものであった。アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真は、アンドレ・ブルトンのこの上もなく美しい書物の数々や、かつても今もわが友アンリに多くの影響を及ぼしたチャップリンやエイゼンシュタインの最上のフィルムと同じく、まさしく愛の行為であるわけだ」

「この酒場(ピガール街の上のほうにあるシェ・ブードン)では、朝の6時頃になると、いろんなナイトクラブのアメリカの黒人ミュージシャンが集まって来て、心ゆくばかり、今度は自分の楽しみのため、われわれのかつて耳にしたことのない魅惑的なブルースを演奏するのである。シュルレアリストのある連中も行った酒場、そこにわれわれも時たま、明け方に行ったものである。(…)音楽の思い出は、黒と白の美しい写真の数々と共にある」

マンディアルグの文章を読んでいると、カルティエ=ブレッソンがシュルレアリスムに接近していた時期があることが、とくにシュルレアリスムの創始者アンドレ・ブルトンに影響を受けていたことがよくわかります。一見すると、シュルレアリスムの影響など思いもつかないのですが、それはすでに、彼の写真がシュルレアリスムという考え方をいったん消化して、自分自身の表現を手に入れていたからかもしれません。

この写真集には、私の好きなパリ、そして私の知らないパリがたくさん収められています。もし、カルティエ=ブレッソンの写真集に興味を持った方がいらしたら、ぜひこの写真集を最初に見てほしいと思います。おすすめの1冊です。

カルティエ=ブレッソンのパリカルティエ=ブレッソンのパリ
(1994/06)
ヴェラ ファイデアアンドレ・ピエイル・ド マンディアルグ

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ニーチェの道ー歩き方編

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エズ村の入り口付近に、「CHEMIN NIETZSCHE」 (ニーチェの道)の看板があります。「Gare」は「駅」、「Plage」は「海辺・海岸」の意味。つまり矢印の方向に歩いていけば、崖下のエズ駅にたどり着くことができます。エズ駅までは約1時間30分~2時間。もちろん、エズ駅から山道を登ってエズ村を目指すことも可能ですが、海抜420メートルの崖を上りきるのは、かなりきついと思います。

ですので、やはりおすすめはニースの長距離バスターミナルからエズ村へ行き(約20分)、村を散策したあと、ニーチェの道を歩いて下山し、SNCFのエズ駅からニースに戻るコース。ただし個人差があるので、普段あまり山歩きをしない人はやめておいたほうが無難かも(初心者向けの山だとは思いますが)。またスニーカーでないと歩けないのでご注意くださいね。

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山道を下っていくと、ときどき地中海が目の前に現れます。そのたびにテンションが上がります!

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地中海があまりに美しいので、ついつい見とれてしまいます。地中海が現れるたびに休憩タ~イム。

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来た道を振り返ると、そこは断崖絶壁。下から村の姿は見えず、村があることさえ想像することはできません。

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そして、楽しかった山歩きも、地中海の眺めを楽しんでいるうちに終了。お天気がよければ、時間を気にせず、のんびり、ゆっくり、ニーチェの道を満喫してほしいと思います。それにしても、地中海はほんとうに美しい!!

| 写真 | 23:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ニーチェの道

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RICOH GR DIGITAL

南フランス・エズ村からの眺め。コート・ダジュールにある鷲の巣村のなかで、もっともよく知られた村ではないでしょうか。かつてサラセン人からの攻撃を避けようと、相手から見えないように村がつくられたため、崖の下から村の様子をうかがうことはできません。そして崖の上から見えるのは、この絶景。バカンスシーズンになると、人があふれかえって観光どころではなくなるのも頷けます。

エズ村には、これまでに2度、訪れたことがあります。前回訪ねたのは、2年前の5月。じつはこの時、大気が不安定で大荒れの天気だったのですが、到着後に奇跡のように晴天に。雨上がりということもあり、澄みわたった空の下、まさに息をのむような美しい地中海を望むことができました。

ゴールデンウィークになんとかフランスに行けることになったので、ふたたびエズ村を訪れたいと思っています。目的は、「ニーチェの道」を歩くこと。エズ村にはニーチェが『ツァラトゥストラはこう言った』の構想を練ったといわれる山道があり、ハイキングコースとして歩くことができるのです。

ニーチェの道の歩き方については、また次回にでも。

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アンリ・カルティエ=ブレッソン 「瞬間の記憶」

DVD『アンリ・カルティエ=ブレッソン 「瞬間の記憶」』を観てから、ますます彼の写真やそのひととなりに興味を持ち始めています。放っておくと忘れてしまいそうなので、DVDのなかで印象的だったエピソードやせりふを、今のうちに書き留めておきたいと思います。(前回書いた記事はこちら

『逃げさるイメージ(決定的瞬間)』(テリアード出版、1952年)の表紙

この写真集の表紙を手がけたのは、画家のアンリ・マティス。アンリ・カルティエ=ブレッソンは、この表紙について、「マティスがくれた最高の贈り物だ」と語っています。

DVDのなかでも、マティスの写真(鳩を左手でがしっとつかんだまま、デッサンする写真)が紹介されています。撮影されたのは、マティスのアトリエがあった南フランスのニースでしょうか。偶然にも同じファーストネームを持つふたり。撮影時の心の交流が、写真からじんわり伝わってきます。

写真の配列と構図、そして疑う視線

「しかるべき配列と構図こそ もっとも大切なものだ
配列が基本なんだ
感情はおのずと現れる」

「疑う視線と あとは表現のセンスだ
疑う視線をもっていたのは
ジャコメッティとドガぐらいだ」

もともと画家を目指していたカルティエ=ブレッソンにとって、配列と構図にこだわるのは、ごく当たりまえのことなのかもしれません。とはいえ、配列と構図が素晴らしければ、彼のような写真が撮れるとは言い切れず、そこにはやはり、単なる写真を超えた何かが写し取られていると思わざるをえません。

シュールレアリスムの影響

DVDには、シュールレアリスムの影響を受けた写真がいくつか紹介されています。ランボーの詩が収められた本のエピソードについても触れられています。

「1942年に 最初の妻が送ってくれた本だ(…)
捕虜の私を慰めてくれた本だ」
(43年、『フランス名詩選(Introduction à la poésie française)』を携えて脱走。ランボーの『Soleil et Chair(太陽と肉体)』『 Bateau Ivre(酔いどれ船)』の映像とともに紹介)

私もランボーの詩が好きなので、このエピソードは共感を超えて、感動しました。とはいえ、彼の青年時代には、ダダイストやシュールレアリストなど、ランボーの詩を愛読する芸術家や文学者が多かったのではないかと想像します。

絵画と写真の違いについて

「昔から絵が好きだった
子どもの頃は木曜と日曜ごとに描き
待ち遠しかった」

「写真は短刀のひと刺し
絵画は瞑想だ」

晩年は、写真は撮らず絵に没頭していたカルティエ=ブレッソン。DVDのなかには、チュイルリー公園の見える自宅アパルトマンの屋根から絵を描こうとする様子や、美術館で絵画鑑賞する姿も収められています。それにしても、あれだけ素晴らしい写真を撮りつづけたカメラマンが、最後は撮らなくなってしまったなんて、すこし寂しいですね。

DVDには、過去に撮った写真を彼自身が振り返りながらコメントする場面も多く収録されています。面白いのは、70年ぐらい前の写真を見ながら、ついこのあいだのことのように感想を述べている点です(注釈:95歳まで生きた彼が、93歳の時に応じたインタビューです)。人間の記憶は、こんなにもたくましいものなんですね。笑いながら「プルースト万歳!」とかなんとか言うシーンもありました。

ほんとうに、彼を知るにつれ、興味は尽きません。


DVD「アンリ・カルティエ=ブレッソン 『瞬間の記憶』の公式サイト
http://www.longride.jp/hcb/


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| 映画 | 23:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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路地裏の猫#11ー猫町ライダーふたたび

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ふたたび、バイクに乗っている(載っている)Sちゃんを発見。ちなみに乗っているのは、この前とは違うバイクのようです。

まだまだシートが暖かく感じられるこの季節。もうしばらく、おなじみの光景が見られるかも。

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東京のミモザ

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先週末、図書館に行く途中で、ミモザの花を見つけました。東京でもミモザの花が見れるなんて思いもよらなかったので、しばらく傘を差しながら見とれてしまいました。日も陰っていたので、今朝あらためて、太陽の光がきらきらしているうちにカメラに収めてきました。

ミモザといえば、私にとっては南仏に咲く花というイメージ。そして、地中海の碧にもっともよく似合う花だと思っています。

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でも東京で見つけたミモザも、地中海のミモザに負けないぐらいきれいなんですよ。いつか、地中海に咲く満開のミモザを見てみたいけれど、東京でもこの小さくて可愛らしい花が見れると思うと、それだけで毎年春が来るのが待ち遠しくなりそうです。

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地中海に咲く花

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南仏のエズ村を散策していた時に見つけた花。この鷲の巣村から見下ろす地中海は、息をのむほど美しいんです。

ゴールデンウィークが近づいてきて、少し落ち着かなくなってきました。今年はぜったい、フランスに行きたい!それまでに、新しいコンデジと、CONTAX G1用のオールドレンズを手に入れたいと、いろんなサイトを物色中です。

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ポートレート

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たしか、パリのサンジェルマン・デ・プレ界隈で撮った写真。アールヌーボー(風?)のレストランを撮りたくてカメラを構えていたら、思いがけず、男性がポーズをとってくれました。

日本人だったら、ちょっとあり得ないことですよね。こういう場面に立ち会うと、フランス人はやっぱり、気さくで、目立ちたがりのところがあるんだなと、つくづく思います。

日本では、個人情報の問題もあって、ポートレートは撮りにくくなってしまいました。ほんとうはポートレートが一番、面白い気がするんですけどね……。

アンリ・カルティエ=ブレッソンは、DVD『瞬間の記憶』のなかで、「ポートレートは最も難しい」と語っています。その人の表情を捉えるのは、ほんの一瞬だからです。そして大切なのは、「まずカメラの存在を忘れさせること」だと言っています。

小型のレンジファインダーカメラ「ライカ3」を愛用していたのも、うなずける気がします。GR Digitalもそうですけれど、大きな一眼レフよりも、小型カメラのほうが、ひとはちょっと安心するというか、油断してくれる気がするんですよね。

一眼レフを買おうかどうか迷っているのですが、アンリ・カルティエ=ブレッソンのDVDを観ていたら、ふたたび、小型カメラのほうに目移りしてしまいました。

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路地裏の猫#10ーカウンターにて

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お店のカウンターに座るSちゃん。写真を撮られるのが苦手だと分かっていても、可愛いからついレンズを向けてしまうんですよね。ごめんね~、Sちゃん。

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雨のあいまに

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雨のあいまに。

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いつもは人通りの多い路地ですが、今日は歩いている人もまばらで、思いのほか静かでした。

昨日はDVD『アンリ・カルティエ=ブレッソン 「瞬間の記憶」』を観ました。撮影時、アンリ・カルティエ=ブレッソンは93歳。人前に出ることを避けてきた彼にとって、最初で最後のドキュメンタリーだそうです。

時おり茶目っ気たっぷりに写真について語る様子は、人付き合いが苦手なタイプとはとても見えません。むしろ、愛嬌があるといってもいいぐらい。

72分ほどの短い映像ですが、興味深いせりふもいくつかあったので、また別の機会に追記したいと思います。

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